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2026/07/20 20:35 ~ なし
マキと夏と家族の記憶
こんにちは。
奈良県桜井市の花屋、ふぁみりぃしょっぷもりです。
もうすぐお盆ですね。
花屋では、お墓参りにお供えする「高野マキ」を扱う季節になりました。
このマキには独特の香りがあります。
そして私は、この香りを嗅ぐたびに、高校生の頃の夏を強烈に思い出すのです。
当時はアルバイトとして親父の花屋を手伝っていました。
お盆前になると、お墓参り用の仏花をたくさん作らなければなりません。
クーラーのない灼熱の店内。
汗だくになりながら花を束ね、気が付けば夜中。
明け方まで作業が続くことも珍しくありませんでした。
今振り返ると、ブラック企業だったなぁと思います。
今は作業の流れも見直し、効率よく準備できるようになりました。
さすがに明け方まで仕事をすることは、ほとんどありません。
もちろん、お盆は今でも一年で一番忙しい時期の一つです。
しんどいことに変わりはありません。
でも、不思議なんです。
あの頃のことを思い出しても、「しんどかった」という気持ちより、「みんなで頑張った夏だったな」という気持ちの方が強いんです。
親父と母親。
姉と弟と私。
そして店長。
親父は亡くなり、姉も弟も家を出ました。
あの頃のように全員がそろって仕事をすることは、もうありません。
だからかな、マキの香りを嗅ぐたびに、家族みんなでお盆商戦を乗り切ろうと必死だった、あの頃の景色が鮮明によみがえります。
……あ、店長は家族じゃないですね(笑)。
でも、ふぁみりぃしょっぷもりでは、従業員もみんな家族だと思っています。
社長も従業員もお客さんもみんな家族!
そんなお店でありたいという思いが、「ふぁみりぃしょっぷもり」という名前にも込められていると親父から聞きました。
だから店長も、私にとっては大切な家族の一人です。
今年もお盆が近づいてきました。
またマキの香りを感じながら、若かったあの頃を少し思い出して、一つひとつ心を込めてお花をご用意したいと思います。
花には、それぞれ違った香りがあります。
そして香りは、不思議なくらい昔の景色や、その時の気持ちを思い出させてくれます。
皆さんにも、「この香りを嗅ぐと、あの頃を思い出す。」
そんな花や香りはありますか?
奈良県桜井市で、もっと気軽に花を贈れる花屋を目指しています
